地球から約48光年離れた場所にある岩石惑星「LHS 1140 b」で、重要な発見があった。科学者たちは、恒星のハビタブルゾーン(生命居住可能性領域)を回る岩石惑星の周りに、初めて大気が存在することを確認した。この領域は、水が液体として存在できるちょうどよい温度の場所である。
ハーバード大学の研究者であるコリン・チェルビン氏が率いるチームは、チリにあるマゼラン・クレイ望遠鏡を使って観測を行った。その結果、惑星からヘリウムガスが宇宙空間へ流れ出ていることが分かった。これは、惑星がこれまで大気を保ち続けてきた証拠である。この惑星は地球の約5.6倍の重さがあり、静かな赤色矮星の周りを回っている。
大気は、有害な放射線を防ぎ、温度を保つために欠かせない。今回の発見は、太陽系の外で生命を探すための大きな一歩となる。研究チームは、ヘリウムの下に水蒸気や窒素などの重い気体も隠されている可能性があると考えている。この研究成果は2026年7月に科学誌「サイエンス」に発表され、宇宙の謎を解く鍵として注目されている。