アメリカの航空宇宙局(NASA)は、インド宇宙研究機関(ISRO)に対し、月面に人類初の永久的な居住地を建設するプロジェクトへの協力を正式に要請しました。この計画は、これまでの短い月面探査とは異なり、人類が月に長く住み続けることを目指すものです。
建設予定地は月の南極です。この地域には、太陽の光が長く当たる場所があり、太陽光発電に適しています。また、近くの暗いクレーターには氷が存在すると考えられており、溶かして飲み水にしたり、ロケットの燃料にしたりすることができます。
インドにとって、このプロジェクトに参加することは大きな挑戦です。これまでの無人探査機の打ち上げから、月面での有人活動へと進むことになります。一方、アメリカもインドの優れた技術力を必要としています。インドは低コストで信頼性の高い宇宙船を開発する技術を持っており、2023年には月探査機「チャンドラヤーン3号」で南極近くへの着陸に成功しています。
両国はこれまでも宇宙分野での協力を強めてきました。今回の月面基地計画は、両国の技術協力をさらに深める重要な一歩となります。中国などの国々も月面探査を進める中、日米印などの国際的な協力によって、月が人類の新しい生活の場になる日が近づいています。