中国は2026年8月に、月の南極で氷を探すための宇宙船「嫦娥7号」を打ち上げます。月の南極にあるクレーターの底は、太陽の光が全く届かないため非常に寒く、凍った水が存在すると考えられています。この水は、将来の宇宙飛行士の飲み水やロケットの燃料として利用できるため、非常に価値が高い資源です。
嫦娥7号は、軌道船、着陸船、探査車、そして「ホッパー」と呼ばれる飛行マシンの4つで構成されています。着陸船は、南極のシャクルトン・クレーターの近くに正確に着陸することを目指します。着陸後、ホッパーが活躍します。ホッパーはロケットの力を使って飛び跳ねるように移動し、光の届かない暗いクレーターの中に入り込むことができます。
ホッパーはクレーターの底で地面を約1メートル掘り、土の中に氷が含まれているかをレーザーや熱を使って分析します。この計画には、イタリアやスイスなど世界各国の科学機器も搭載されています。アメリカのNASAも同様の計画を持っていますが、中国の計画の方が早く進む可能性があります。もしこの任務が成功すれば、中国は月科学の分野で世界をリードすることになるでしょう。