インド全土でモンスーンによる大雨が降り、各地で深刻な洪水や土砂崩れが発生している。ウッタラカンド州の山岳地帯では、道路が崩れて約100人の参拝客が取り残されたが、救助隊によってロープで救出された。7月上旬の降水量は平年を大きく上回り、特に西部の都市スラトでは、わずか1週間で例年のモンスーン期の3分の1に達する大雨が降り、34人が死亡した。この事態を受けて、地元政府はインフラの改善計画を発表し、工事の不備がなかったか調査を始めている。
被害は他の地域にも広がっている。ヒマーチャル・プラデーシュ州やウッタル・プラデーシュ州では、土砂崩れや建物の倒壊、落雷などによって多くの人が命を落とした。首都デリやその周辺の都市でも、大雨によって道路が冠水し、建物のバルコニーが崩れるなどの被害が出た。また、南部のケララ州や北東部のトリプラ州でも、土砂崩れや河川の氾濫により、多くの住民が避難生活を余儀なくされている。気象庁は今後も大雨が続くと予想しており、警戒が呼びかけられている。