いつまでも若くいたいという願いは、昔から人々が持ち続けてきたものです。最近の研究によると、その秘密はすでに私たちの身近な薬箱の中にあるかもしれません。
アメリカのノースイースタン大学とハーバード大学医学大学院の研究チームは、すでに使われている薬が老化にどのような影響を与えるかを調べました。研究チームは、人間の遺伝子やタンパク質のつながりを示す巨大な「ネットワーク図」をコンピュータで作りました。そして、長生きに関係する遺伝子がどのように集まっているかを分析しました。
その結果、すでに使われている薬の中から、老化のプロセスを遅らせたり、逆に進めたりする可能性がある薬が見つかりました。例えば、頭痛薬としてよく使われるアスピリンや、鼻づまりを治す市販の点鼻薬などが、老化を防ぐ効果を持つ候補として選ばれました。
新しい薬をゼロから開発するには、長い時間と多くのお金がかかります。しかし、すでに安全性が確かめられている既存の薬から新しい効果を見つけることができれば、より早く、安く患者に届けることができます。若返りの薬が現実になる日は、そう遠くないかもしれません。