アメリカのシアトルで、首がなくて体が丸い不思議な姿をしたあらいぐまが見つかりました。キアナ・ホールさんがその姿を動画に撮ってSNSに投稿すると、すぐに世界中で話題になり、このあらいぐまは「ジモシー」と名付けられました。ジモシーの絵を描いたり、タトゥーを入れたりする人が現れ、地元の野球チームはチャリティーイベントを開きました。
獣医によると、ジモシーは「短脊椎症候群」という非常に珍しい遺伝の病気だと考えられています。背骨が縮んで固まってしまうため、足は普通の長さですが、背中がとても短くなります。野生の動物でこの病気が見つかるのは極めて珍しいことです。
この病気は体に痛みや消化のトラブルを起こすことがありますが、ジモシーは元気に動き回っています。野生のあらいぐまの寿命は2、3年ですが、ジモシーは母親に守られながら、厳しい環境を生き延びてきました。
しかし、有名になったことで新しい問題が起きています。多くのファンがジモシーに会おうと集まっていますが、専門家は「食べ物を与えると太って背骨に負担がかかる」と警告しています。また、誰かがジモシーを保護して施設に連れて行くと、法律によって二度と野生に戻せなくなります。専門家は「遠くから見守ることが、彼を助ける一番の方法だ」と話しています。