エジプトの北西海岸にあるマリーナ・エル・アラメイン遺跡で、18の新しい墓が発見された。この遺跡はアレクサンドリアから西に約100キロメートルの場所にあり、古代の港町レウカスピスだったと考えられている。今回の調査で、地下約8メートルにある墓などが見つかり、これで遺跡全体の墓は44個になった。
最も注目されているのは、亡くなった人の口の中から見つかった24個の「黄金の舌」である。古代のエジプトでは、死者が神々と話すために、金で作られた舌を口に入れる習慣があった。また、エジプトの神である「ホルスの目」が描かれた金の飾りや、ギリシャの女神アフロディーテの石像なども見つかった。これは、この町がエジプトとギリシャなどの異なる文化が混ざり合う場所だったことを示している。
さらに、長さ2.5メートルの大きな石の棺も見つかり、中にある遺体の分析が進められている。エジプト政府は、この歴史的な場所を観光地として整備し、2027年の前半には一般の人々が観光できるようにする計画を立てている。