7月19日の未明、ウクライナの首都キーウの夜空に爆音が響き渡った。ロシア軍による激しい空爆は夜明けまで続き、住民たちは恐怖の一夜を過ごした。今回の攻撃では、約125機の無人機(ドローン)と41発の弾道ミサイルが使用され、ゼレンスキー大統領は、2022年2月の全面侵攻開始以来、キーウに対する最も深刻な弾道ミサイル攻撃の一つであると述べた。
この攻撃により1人が死亡し、少なくとも15人が負傷した。被害は市内5つの地区に及び、住宅や学生寮、商業施設などで火災が発生した。救助隊は燃え盛る建物から住民を救出したが、地下鉄のルキアニフスカ駅が爆風で損傷し、一時閉鎖されるなどのインフラ被害も出た。ロシア側は軍事施設のみを標的にしたと主張しているが、市民生活への影響は明らかである。
ウクライナの防空部隊は奮闘し、ドローン108機と弾道ミサイル18発を撃墜したものの、防空システムをすり抜けた兵器が各地に着弾した。ウクライナは現在、米国製のパトリオット防空システムに使用する迎撃ミサイルの深刻な不足に直面している。ゼレンスキー大統領は、弾道ミサイルからの防衛が最優先課題であるとし、国際社会への支援を改めて訴えた。