人が亡くなると、脳は最も早く腐敗する臓器である。しかし、世界中の考古学者は、他の組織が消えても脳だけが残っている不思議な現象を何度も目にしてきた。オックスフォード大学の研究チームは、世界中から4400個以上の保存された脳のデータを集めて調査を行った。これらは、エジプトのミイラや、スウェーデンの湖、アンデス山脈など、様々な場所で見つかっている。科学者たちは、脳が残る5つの環境を突き止めた。特に、酸素が少なくて水がある環境では、脳のタンパク質と脂肪が結びつき、腐りにくい硬い物質に変化することが分かった。脳はタンパク質と脂肪のバランスが良く、この化学反応が起きやすい。この研究は、大昔の病気や人間の進化を理解するための新しい手がかりになると期待されている。