イランの沖合では、1500隻以上の商船が動けない状態になっている。船には約90か国から来た約2万3000人の船員が乗っており、世界の石油・天然ガスの5分の1が通過するホルムズ海峡で待ち続けている。5月4日月曜日、アメリカ海軍は「プロジェクト・フリーダム」と呼ばれる作戦を開始し、商船を誘導しようとした。
しかし火曜日の夜、ドナルド・トランプ大統領はその作戦を一時停止すると発表した。トランプ氏はSNSの投稿で、イランとの「完全かつ最終的な合意」に向けた「大きな進展」があったと述べ、パキスタンなどの要請に基づいて停止を決めたと説明した。
作戦が始まってから24時間も経たないうちに、アメリカ海軍はすでにイランの高速艇6〜7隻を破壊したとアルジャジーラとフォックス・ニュースが伝えた。月曜日には、商船「アライアンス・フェアファックス」がアメリカ軍の護衛のもと、海峡を通過した最初の船の一つとなった。
一方、外交面でも大きな動きがあった。火曜日、イランのアラグチ外相が北京を訪問し、中国の王毅外相と会談した。中国はイランの原油の最大の買い手であり、王外相はホルムズ海峡での航行再開と停戦を求めた。トランプ氏は5月14〜15日に北京で習近平国家主席と会談する予定だ。
イランは3月27日に海峡を閉鎖して以来、原油価格は1バレル126ドルまで上昇した。停止中の船の上では、今も何万人もの船員が待ち続けている。