エジプトの地中海沿岸にあるマリーナ・アラメイン遺跡で、考古学者たちが数千年間だれも入っていなかった18の墓を発見しました。この遺跡は、アレクサンドリアから西に約100キロメートル離れた場所にあります。墓の中からは、金属で作られた舌のような形をした遺物が24個見つかりました。これらは亡くなった人の口の中に置かれていました。
エジプト観光考古省のヘシャム・フセイン氏によると、このような黄金の舌はプトレマイオス朝やローマ支配時代の墓によく見られます。古代の人々は、死者が死後の世界で神々と話したり、祈りをささげたりできるように、この舌を魔除けとして使ったと考えられています。
墓地からは、エジプトのシンボルである「ホルスの目」の形をした黄金のお守りだけでなく、ギリシャの女神アフロディーテとみられる大理石の像も見つかりました。この遺跡は、古代の港町「レウカスピス」だったと考えられており、エジプトとギリシャやローマの文化が混ざり合っていたことを示しています。政府は2027年までにこの遺跡を観光地として整備する計画です。