5月16日土曜日、オーストリアのウィーンにあるウィーナー・シュタットハレで、第70回ユーロビジョン・ソング・コンテストが開催された。ブルガリア出身の27歳のシンガー、ダラことダリナ・ヨトヴァが、「バンガランガ」を披露し、516ポイントを獲得して優勝した。ブルガリアがユーロビジョンに初めて参加したのは21年前のことで、今回が同国初の優勝となった。
ダラは審査員票と一般投票の両方で1位を獲得した初のアーティストとなり、2017年のポルトガルのサルバドール・ソブラル以来の快挙とされている。2位はイスラエルのノアム・ベッタンで343ポイント、3位はルーマニアのアレクサンドラ・カピタネスク、4位はオーストラリアのデルタ・グッドレムだった。最下位はイギリスのサム・バトルで、わずか1ポイントにとどまった。
今年のユーロビジョンは35か国が参加する小規模な大会だった。スペイン、アイルランドなど5か国は、イスラエルの放送局の参加に抗議して大会をボイコットした。
「バンガランガ」はダラ本人をはじめ、ノルウェーのソングライターや複数のプロデューサーが共同で作曲した。ダラはブルガリアではすでに有名人であり、テレビ番組「ザ・ボイス・オブ・ブルガリア」でコーチを務めるなど、幅広く活躍していた。
この結果により、ブルガリアが2027年のユーロビジョンを開催する予定とされているが、開催都市はまだ正式に決まっていない。ダラは大会前に「迷いと不安があった」と語っていたが、ステージに立ち、21年越しのブルガリア初優勝を実現させた。