エジプトの西部砂漠にあるアイン・アサビルという遺跡で、泥レンガで作られた古代の都市が丸ごと発見された。この都市は4世紀から5世紀のもので、当時は東ローマ帝国とも呼ばれるビザンツ帝国の支配下にあった。
発見された都市は計画的に作られており、南北に走る大通りと東西の道路が交わり、広場へとつながっている。また、周囲は厚い防壁で囲まれ、2つの監視塔も建てられていた。家の中からは、パンを焼くオーブンや石の道具が見つかり、当時の生活の様子が伝わってくる。さらに、ギリシャ語やコプト語が書かれた約200個の土器の破片が見つかり、そこには手紙や取引の記録が残されていた。
都市の中心にはキリスト教の教会があり、初期のキリスト教徒たちがどのように礼拝を行っていたかを示す貴重な建物も確認された。エジプト観光・考古省は2026年7月4日にこの発見を発表した。政府は、このような発見が観光客を呼び戻すきっかけになることを期待している。