宇宙開発大手のスペースXは、AIを使ったプログラミング支援ツール「カーソル」を600億ドル(約9兆円)で買収することを発表した。この買収はすべてスペースXの株式を使って行われるため、現金は使われない。
スペースXは2026年6月に株式を公開し、株価が急上昇した。その結果、増えた資産だけでカーソルを買収できるようになった。カーソルは、サンフランシスコのスタートアップ企業「エニスフィア」が開発したソフトで、世界中のエンジニアに愛用されている。この買収により、スペースXはAI分野での競争力を一気に高める狙いだ。
スペースXは、すでにイーロン・マスク氏のAI企業「xAI」と合併しているが、開発メンバーの離脱などが課題となっていた。カーソルが持つ高度な技術とデータを活用することで、対話型AI「グロック」などの性能をさらに向上させることができると期待されている。
カーソルの最高経営責任者であるマイケル・トルーエル氏は、「世界で最も役に立つAIモデルを作るために、スペースXのチームと協力していくことを楽しみにしている」とコメントした。規制当局の承認が得られれば、2026年の後半に買収が完了する予定だ。