アルゼンチン南部のパタゴニア、チュブット州にある農場で、羊飼いのディオニデ・メサが地面に何か珍しいものを見つけた。その骨は1億5500万年もの間、岩の中で眠っていた。
メサが最初に発見してから約25年後、ついてこの巨大な生き物に名前がつけられた。「ビチャラコサウルス・ディオニデイ」という名前だ。学術誌「PeerJ」に発表された論文によると、この恐竜は全長約20メートルの長い首を持つ竜脚類で、南半球のジュラ紀に関する科学者たちの知識を書き換えるものだとされている。
属名の「ビチャラコ」はスペイン語の口語で「大きな動物」を意味し、種名の「ディオニデイ」は化石を自分の土地で発見した羊飼いメサにちなんでいる。
研究者たちはこの恐竜の首、背中、尾から30以上の椎骨や、数本の肋骨、骨盤の一部を発掘した。骨の構造から、完全に成長した成体であることが明らかになっている。
この恐竜の最も驚くべき点は大きさではなく、その解剖学的な特徴だ。背骨はディプロドクスに似ており、他の部位はアフリカのギラファティタンに近い。系統解析の結果、ブラキオサウルス科に分類された。これは南アメリカのジュラ紀の地層から発見された初めてのブラキオサウルス科恐竜であり、南半球の恐竜史の空白を埋める重要な発見だ。
骨格はトレレウ市にあるエヒディオ・フェルリオ古生物博物館に収蔵されている。ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの博士課程学生アレクサンドラ・ロイターが筆頭著者を務め、国際的な共同研究として発表された。