地球から約418キロメートル上空で、2人の宇宙飛行士が火曜日の朝、宇宙空間へ出ました。彼らの任務は、重要な通信システムを新しくすることでした。
2026年8月18日、NASAのアニル・メノン宇宙飛行士と欧州宇宙機関(ESA)のソフィー・アデノ宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションの外へ出ました。NASAによると、2人は「宇宙・地上間アンテナ」を交換する必要がありました。この設備は、宇宙ステーションとテキサス州ヒューストンにある管制センターとの間で、データや音声を素早く送受信するための重要な役割を持っています。
今回の船外活動は、ヨーロッパの宇宙開発にとって大きな節目となりました。アデノ飛行士が宇宙服の電源を内蔵バッテリーに切り替えた午前8時35分、活動が正式に始まりました。この瞬間、彼女はフランス人女性として初めて船外活動を行う人物となりました。彼女は白い宇宙服を着て、初めての船外活動に臨みました。
彼女の隣には、赤い線が入った宇宙服を着たメノン飛行士がいました。メノン飛行士は医師であり、宇宙工学の技術者でもあります。彼にとって、これはわずか10日前の8月6日に続く、2回目の船外活動でした。
2人は約6時間半に及ぶ厳しい作業に挑みました。目的の場所は、ステーションの「ユニティ」という部屋の上にある「Z1トラス」と呼ばれる骨組みです。そこで古いアンテナを取り外し、保管場所から新しい予備のアンテナを回収する作業を行いました。
重力がない宇宙で重い機材を動かすには、慎重な計画が必要です。メノン飛行士は、長さ約17メートルのロボットアーム「カナダアーム2」の先端に乗って移動しました。アデノ飛行士はその近くで、命綱でステーションの骨組みに体を固定して作業しました。
ステーションの内部では、NASAのジェシカ・メイヤー船長とジャック・ハサウェイ飛行士が、2人の様子を監視しながらロボットアームを操作し、作業を支援しました。
新しいアンテナを取り付けた後、メノン飛行士とアデノ飛行士は、電気とデータの配線を正確につなぐ作業を行いました。これにより、新しい機器に電気が通り、将来の任務に向けて通信システムが正常に動くようになります。
今回の活動は、宇宙ステーションの建設と維持のために行われた282回目の船外活動でした。宇宙ステーションには、2000年11月から人類が絶え間なく滞在しています。この様子はインターネットで生中継され、宇宙での活動を支える人々の努力が世界中に伝えられました。