人民大会堂の中で、ペンが約20回取り出された。ロシアと中国の当局者たちが前に進み出て、書類に署名していく間、ウラジーミル・プーチンとシー・ジンピンは積み上がっていく文書を見守った。
北京での2日間の首脳会談では、貿易・技術・メディア・教育・観光など幅広い分野にわたる約40件の合意が締結された。そのうち約半数は両首脳の前で署名され、残りはカメラの外で処理された。
タイミングは明らかだった。アメリカのトランプ大統領が中国を訪問してからわずか数日後に、プーチンが北京に到着したのだ。北京にとっては大国間の微妙なバランスを保つ機会であり、モスクワと北京にとってはワシントンへのメッセージを送る場となった。
両首脳は2001年に署名された「善隣友好協力条約」を延長した。また、「多極化する世界」の構築や戦略的パートナーシップの深化に関する共同声明にも署名した。
共同声明の中で、プーチンと習近平はトランプ大統領の「ゴールデンドーム」ミサイル防衛計画を批判し、「戦略的安定に対する明らかな脅威だ」と述べた。また、アメリカの軍備管理に対する姿勢を「無責任だ」と指摘し、新STARTの失効にも言及した。
一方、長年議論されてきた「シベリアの力2」パイプライン建設については合意に至らず、クレムリン報道官のドミトリー・ペスコフは「基本的な理解の枠組みに達した」と述べるにとどまった。
今回の会談は、2022年に宣言された「無制限」のパートナーシップをさらに深めるものとなったが、パイプラインという重要課題は次回の会談へと持ち越された。