1990年代半ば、カンボジアは深刻なHIVの危機に直面していた。しかし、2026年6月12日、カンボジア政府と国連は、同国がアジア太平洋地域で初めて世界の「95-95-95」というHIV対策目標を達成したと発表した。
この目標は、HIV感染者の95%が自身の状況を知り、その95%が治療を受け、さらにその95%のウイルス量が抑制されることを意味する。国連合同エイズ計画(UNAIDS)のエーモン・マーフィー氏は、フン・マネット首相と会談し、この歴史的な成果を称賛した。
カンボジアでは2010年以降、新規感染者が45%減少した。政府が無料の医療や社会支援を提供し、検査を広めた結果である。2025年時点で約7万6000人の感染者がいるが、政府は2030年までに年間新規感染者を250人未満に減らすことを目指している。かつて危機に瀕していた国が、今では世界の模範となっている。