アメリカ、メキシコ、カナダの3カ国は、年間約1.6兆ドルの貿易を支える「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の再検討会議を行った。メキシコとカナダは協定をさらに16年間延長することを望んでいたが、アメリカはこれを拒否した。
アメリカのトランプ大統領は、この協定がアメリカにとって不利になっていると考えている。特にメキシコやカナダとの貿易赤字が増えていることや、中国の製品がメキシコを経由してアメリカに安く入っていることを問題視している。アメリカはすでに、木材や自動車、アルミニウムなどに高い関税をかけている。
今回の拒否により、3カ国はこれから毎年、協定の内容について話し合わなければならなくなった。もし10年以内に合意できなければ、この協定は2036年に終了することになる。トランプ大統領は3カ国の協定ではなく、それぞれの国と個別に2国間協定を結びたいと考えているが、メキシコとカナダはそれに反対している。今後の交渉が注目されている。