イタリアのテヴェレ川の水位が下がり、ローマ帝国の歴史的な遺跡が姿を現しました。現在、イタリアは深刻な水不足に直面しています。2026年の夏、テヴェレ川の水位はここ数年で最も低いレベルまで下がりました。この干ばつによって、街の中心部で忘れ去られていた歴史の一部が明らかになりました。
サン・ピエトロ大聖堂から少し離れた場所で、古代の石造りの橋脚が水面に現れました。これは「ネロの橋」として知られるネロニアヌス橋の遺跡です。この橋はローマ帝国時代の1世紀に建設され、ローマの中心部と東岸を結んでいました。
この橋を実際に建設したのが誰であるかについては、専門家の間で議論が続いています。ローマの文化財管理局の考古学者であるアントネッラ・ボニーニ氏は、この地域がネロ皇帝と深く関係していると説明します。しかし、ボニーニ氏は「学者たちは、この橋がネロの叔父であるカリグラ皇帝によって建てられた、より古いものだと考えている」とも述べています。
この橋は川の急なカーブに建てられたため、洪水の影響を受けやすく、3世紀までに壊されてしまいました。現在、この遺跡はローマが深刻な干ばつに見舞われた時にだけ、その姿を現します。