習近平国家主席が7年ぶりに北朝鮮の首都・平壌を訪問した。2026年6月8日(月曜日)、習主席は平壌国際空港に降り立ち、金正恩総書記と妻の李雪主が滑走路で出迎えた。北朝鮮の子どもたちは習主席と妻の彭麗媛に花束を手渡し、華やかな歓迎式典が行われた。
中国は北朝鮮にとって最大の貿易相手国であり、主要な経済的支柱でもある。両国は1961年に締結された「朝中友好協力相互援助条約」によって結ばれており、今年はその65周年にあたる。習主席の今回の2日間の国賓訪問は、この節目に合わせたものだ。
しかし、今回の訪問の背景には緊張した状況がある。北朝鮮は2023年から2024年にかけてロシアとの関係を急速に深め、ウクライナでの戦争においてモスクワに弾薬や兵士を提供したと報じられている。この動きに対し、北京は平壌への影響力を失うことへの懸念を強めているとされる。
金正恩との首脳会談で習主席は、両国が政治的な相互信頼の基盤を固め、実務的な協力を高めるべきだと述べた。貿易、農業、医療、建設、科学技術などの分野での協力拡大にも意欲を示した。
一方、北朝鮮の核・ミサイル開発は続いており、米朝間の非核化交渉は依然として停滞している。習主席は対立ではなく、貿易と信頼を前面に押し出す姿勢で平壌に乗り込んだ。北朝鮮がロシアへ傾く中、中国は最も古い同盟関係を取り戻せるだろうか。