ベルファストの中心部が、今週はいつもと違う様子を見せている。大通りから車が消え、多くの人々や楽器、そして即興の演奏で埋め尽くされた。2026年8月2日、この街で「フラー・キョール・ナ・ヘーレン」が開幕した。これは伝統的なアイリッシュ芸術を祝う世界最大のイベントで、ベルファストで開催されるのは今回が初めてだ。8月9日の閉幕までに、約80万人の来場者が訪れると予想されている。
街の混雑を避けるため、郊外に3つの大きな駐車場が用意され、来場者は無料のシャトルバスで会場まで移動できる。また、アイルランド全土から集まった1300人以上のボランティアが、演奏者のサポートや道案内に協力している。市庁舎の前には特設の屋外ステージが設置され、夜遅くまで無料の演奏が披露されている。
オープニングセレモニーでは、有名なアコーディオン奏者のシャロン・シャノン氏が登場した。さらに、南アジアのダンサーやバグパイプ奏者、アイリッシュ・ダンスのダンサーたちが共演し、多様な文化が融合したステージとなった。このイベントには、日本やオーストラリア、北米、ヨーロッパなど、世界中から音楽家が集まっている。
政治指導者たちもこの歴史的なイベントに出席した。北アイルランドの副首相であるエマ・リトル=ペンゲリー氏は、「文化は私たちを分断するものではありません。お互いの話を聞き、学び、発見するためのものです」と語り、文化が地域社会を一つにする力を強調した。
期間中、200以上のイベントや180の音楽コンクールが開催される。また、ユネスコの「音楽の街」に認定されているベルファストにとって、このフェスティバルの開催は大きな意味を持つ。主催団体は、2027年にも再びこの街でフェスティバルを開催することをすでに決定している。