2026年4月20日午後4時53分、岩手県沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生した。震源は太平洋の日本海溝沿いに位置し、2011年の東北大震災を引き起こしたプレート境界と同じ場所だ。
久慈市では海面が約80センチ上昇し、気象庁は当初3メートルの津波を警告していたが、その後注意報に引き下げられ、最終的には解除された。揺れは東京にも届き、広い範囲で建物が揺れた。
地震そのものより注目を集めたのは、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」ではなく「後発地震注意情報」を発表したことだ。この情報によって、1週間以内にマグニチュード8以上の地震が発生する確率は通常の0.1%から約1%へと10倍に上昇した。対象は北海道から千葉県まで太平洋沿岸の182市町村で、4月27日まで有効となる。この情報が出されるのは、2025年12月に続いてわずか2度目だ。
津波警報を受け、岩手・青森・北海道では避難指示が出された。東北新幹線などは一時運転を見合わせた。高市早苗首相は緊急の対策本部を設置した。原子力施設に異常はなく、当初の報告では死者は確認されていない。
確率は1%と小さい。しかしそれは、平常時の10倍の数字でもある。