モンタナ州のボーズマンは、野生動物がよく現れる大学街だが、2026年4月下旬の月曜日の朝、住民たちは大きな驚きに包まれた。大人のヘラジカが街の通りをのんびりと歩き回り、忘れられない光景を作り出したのだ。
体重が700キロを超えることもあるこの巨大な動物は、まずモンタナ州立大学の近くに住む大学生のアリビア・バレンジャーさんによって発見された。ヘラジカは彼女のアパートの隣にある空き地を走っていた。その土地は売りに出されており、偶然にも彼女の父親であるトラヴィス・バレンジャーさんが経営する不動産会社が扱っている場所だった。トラヴィスさんは娘が撮影した動画をSNSに投稿し、「ヘラジカもこの土地を気に入ったようだ」と冗談を言った。
さらに面白いことに、ヘラジカはその日の午後、あるラジオ局の建物のすぐ隣で横になって休み始めた。そのラジオ局の名前は、なんと「ザ・ムース(ヘラジカ)94.7 FM」だった。職員たちは本物のマスコットが外で眠っているのを見つけて喜び、その様子をインターネットで共有した。
州の野生動物管理局は、ヘラジカが交通を妨げたり危険をもたらしたりしていなかったため、そのまま見守ることにした。広報担当のモーガン・ジェイコブセン氏によると、街にヘラジカが現れるのは年に1回ほどで、通常はすぐに通り過ぎていくという。このヘラジカも火曜日の朝には静かに街を去り、楽しい思い出だけを残していった。