土曜日の午前中、西オーストラリア州南部の小さな島の沖合で、35歳の男性が家族と一緒に素潜り漁をしていたところ、大型のサメに襲われた。現場はオールバニ市の近くにあるキング・ジョージ・サウンド内の自然保護区、マイケルマス島の付近だった。目撃者によると、体長約4.5メートルのサメが島の近くで確認されていた。警察はホホジロザメの可能性が高いとみているが、種類は正式には不明とされている。
男性は家族によってボートでオールバニに運ばれ、待機していた救急隊員が2時間以上にわたって懸命に処置を行ったが、命を救うことはできなかった。
この死亡事故が特に注目されているのは、約4週間の間にオーストラリアで3件目の死亡事故だったからだ。3人の犠牲者はいずれも素潜り漁師だった。5月24日にはクイーンズランド州のグレート・バリア・リーフ付近で39歳の男性が死亡し、5月16日にはパースのロットネスト島付近で38歳の男性がホホジロザメに足を噛まれて死亡した。さらに1月にはシドニー湾で12歳の少年が犠牲になっており、2026年のサメによる死者は計4人に達した。
オーストラリアでは近年、サメによる死亡事故は年間平均約3件だが、今年はすでに6月の時点でその数を超えている。科学者たちは、海水温の上昇によりサメの回遊ルートが変化し、人が集まる沿岸域と重なってきていることを原因の一つとして指摘している。素潜り漁は、水中で魚を仕留める際に血が広がるため、サメを引き寄せやすく、特にリスクが高い活動とされている。