2026年4月、アルテミス2号の宇宙飛行士4名は、地球から約40万キロメートル離れた宇宙空間に到達し、人類の最遠記録を更新した。過酷な宇宙環境の中で彼らが安全に過ごせたのは、ドイツ北部で製造された「欧州サービスモジュール」のおかげだった。7月14日、飛行士たちはドイツのブレーメンにあるエアバス社の工場を訪れ、技術者たちに直接感謝の言葉を伝えた。
このモジュールは宇宙船「オリオン」の心臓部として、太陽光による発電や温度調節、酸素の供給などを完璧に行い、予定されていた軌道修正が不要になるほどの高い精度を見せた。今回の飛行は、半世紀ぶりに人類が月を回る歴史的なものだった。
乗組員には、コマンダーのリード・ワイズマン氏、パイロットのビクター・グローバー氏、女性の最長宇宙滞在記録を持つクリスティーナ・コック氏、そしてカナダ人のジェレミー・ハンセン氏がいた。ハンセン氏は「深い宇宙にいる間、私たちは守られていると感じていた」と語り、ワイズマン氏は「最も大切なことは、私たちが無事に家族のもとへ帰れたことだ。心から感謝している」と技術者たちに伝えた。