約2000年前、火山の噴火によってローマの都市にあった美しい天井画がバラバラに壊れてしまいました。現在、専門家たちがその古代の破片を元通りに組み立てています。
2026年7月24日、ポンペイ考古学公園の担当者たちは、一部が復元された天井のアーチを公開しました。この絵はもともと「パン屋のある家」と呼ばれる建物の2階にある食堂に飾られていました。この建物は、住宅としてもパンの製造販売を行う店としても使われていました。
西暦79年にヴェスヴィオ火山が噴火したとき、ポンペイは厚い火山灰の下に埋もれ、食堂の天井は崩れ落ちました。しかし最近、発掘調査によって、天井画の破片が床に落ちたままの状態で見つかりました。これにより、研究者たちは絵がもともとどこにあったのかを証明することができました。
復元された部分には、ギリシャ神話の場面が描かれています。中心に描かれているのは、お酒の神であるディオニュソスとアリアドネの結婚です。ディオニュソスは台車の上で横たわり、楽器を持つアリアドネと向き合っています。その隣では、翼のある従者やケンタウロスたちが楽器を演奏しています。
壊れた天井を復元するのは非常に難しい作業です。そこで専門家たちは、天井の元の形に合わせた特別な曲線の枠を作りました。この枠を使うことで、破片を正しい立体的な位置に固定することができます。この丁寧な作業により、天井画全体の少なくとも4分の1が復元されました。
このプロジェクトは現在も続いています。この枠のおかげで、今後の発掘調査で新しい破片が見つかったときにも、簡単に追加することができます。この復元された天井画は、まもなく「大パレストラ」という場所で一般に公開される予定です。