2026年6月、西アフリカのガーナを激しい豪雨が襲いました。首都アクラでは、6月29日だけで約140ミリの雨が降り、これは前年の最大日降水量の2倍以上でした。この大雨により、国内の16地域のうち7地域で深刻な洪水が発生しました。
当局によると、これまでに全国で34人の死亡が確認され、そのうち12人はアクラで亡くなりました。また、約9万人の住民が家を追われ、避難を余儀なくされています。国家災害管理機関(NADMO)が救助活動を続けていますが、行方不明者の捜索が進むにつれて、死者の数はさらに増える恐れがあります。
特に被害が大きかったのはアクラ首都圏で、5万4000人以上が避難しています。アクラは山と海に挟まれた地形ですが、都市化によって排水路がふさがれ、ゴミの不法投棄によって湿地が失われたため、水が溢れやすくなっていました。
マハマ大統領は、排水路をふさいでいる建物を解体するよう指示し、3億5000万セディの緊急予算を承認しました。この資金は、被災者への食料や医療などの支援と、将来の洪水対策に使われます。軍も出動し、がれきの撤去や物資の輸送を行っています。政府は、すべての被災者が安全な生活を取り戻すまで支援を続けると約束しています。