ペルシャ湾で100日以上も動けなくなっていた貨物船「エバー・ラブリー」が、オマーン沖を航行中にドローンによる攻撃を受けた。この船はシンガポール船籍で、台湾の長栄海運(エバーグリーン・マリン)が運行している。幸いにも乗組員にけがはなく、船の燃料などが海に漏れることもなかった。しかし、この攻撃によって、ペルシャ湾に取り残された約600隻の船と1万1000人の船員を救うための国際海事機関(IMO)の計画が停止されることになった。
アメリカ政府は、イランの革命防衛隊が攻撃を行ったとみている。アメリカとイランは6月17日に、ホルムズ海峡の安全な通行を認める60日間の休戦協定を結んだばかりだった。この協定によって多くの船が通行を再開していたが、今回の事件で再び緊張が高まっている。イラン側は、自国が指定したルート以外の航行は非常に危険であると警告しており、国際社会との対立が深まっている。