土曜日の午前5時58分、インドネシア東部のフローレス島でマグニチュード7.7の強い地震が発生した。震源の深さは約10キロと浅く、これまでに50人以上の死亡が確認され、100人以上が重軽傷を負った。
地震の揺れは非常に激しく、多くの住民が恐怖を感じた。ある大学講師は「トランポリンの上で跳ねているようだった」と語った。この地震と、その後に続いた余震によって、900棟以上の住宅が壊れ、数千人の住民が避難を余儀なくされている。さらに、学校や病院、港の施設なども大きな被害を受けた。
被災地は山が多く、道路や通信が寸断されたため、救助活動は困難を極めている。政府は14日間の非常事態宣言を出し、ヘリコプターや船を使って、水や食料、医薬品などの支援物資を届けている。
インドネシアは「環太平洋火山帯」に位置しており、世界でも特に地震が多い国である。1992年にも同じ地域で大きな地震と津波が発生し、多くの命が失われた。今回の地震の後も津波警報が出され、住民の間に一時パニックが広がった。
現在も余震が続いており、避難所で暮らす人々は不安な日々を送っている。被災した子どもたちの心のケアのために、ボランティアによるレクリエーション活動なども始まっている。