2026年5月17日の朝、エベレストの山頂で歴史が二度作られた。
ネパール現地時間の午前9時30分頃、ラクパ・シェルパ(52歳)が山頂に到着した。これは彼女にとって11回目のエベレスト登頂であり、女性として世界最多記録となった。彼女は2000年に初めて登頂に成功し、それ以来、長年にわたって記録を積み重ねてきた。また2023年には世界第二位の高峰K2にも登頂している。
その42分後、カミ・リタ・シェルパ(56歳)が午前10時12分に山頂へ到達した。これは彼にとって32回目の登頂で、自分自身が持っていた世界記録をさらに更新した。1994年から毎年のように登り続け、「エベレスト・マン」として広く知られている。彼の出身地であるタメ村は、1953年に初めてエベレストに登頂したテンジン・ノルゲイの生まれた場所でもある。
この春のシーズン、ネパール政府は過去最多となる492枚の登山許可証を発行した。二人が記録を破ったとき、周囲では何百人もの登山者が同じ山を目指していた。
しかし昼食前に世界記録を塗り替えたのは、この二人だけだった。