今年の戦勝記念日、赤の広場から戦車が姿を消した。約20年ぶりに、ミサイル発射台も装甲車両も現れなかった。パレードはわずか45分で終わり、例年よりもずっと規模が小さかった。代わりに歩兵部隊が行進し、歴史上初めて北朝鮮の兵士たちも赤の広場を歩いた。
その数時間前、5月8日にアメリカのトランプ大統領はSNSで、ロシアとウクライナの間に72時間の停戦が実現すると発表した。「3日間の停戦を発表できることをうれしく思う」と書き、「これが長く激しい戦争の終わりの始まりになることを願う」と述べた。
ワシントンが仲介したこの合意には、ウクライナ人1000人とロシア人1000人の捕虜交換も含まれている。ロシア大統領府の高官ウシャコフ氏と、ウクライナのゼレンスキー大統領の両方が合意を確認した。
ゼレンスキー大統領は「赤の広場は、家に帰ることができるウクライナ人捕虜の命より大切ではない」と語った。
プーチン大統領はパレードで「勝利は常に我々のものだ」と群衆に向けて演説した。しかし、重装備のない行進は、ウクライナの長距離ドローンがロシア国内を繰り返し攻撃していることへの警戒を示すものだった。
過去の停戦は短時間で崩れることが多く、今回も懐疑的な見方は根強い。それでも72時間、銃声が止まることが期待された。