フランスの田舎で、少し変わった交通トラブルが起きています。現地の警察は、道路を走る運転手たちに、酔っ払った野生のシカに注意するよう呼びかけています。
フランス中部のソーヌ・エ・ロワール県の警察は、SNSに1本の動画を投稿しました。そこには、ふらふらしながら円を描くように歩き、うまくバランスが取れなくなっている小さなシカの姿が映っていました。警察によると、このシカは森の中で発酵した果物をたくさん食べたため、ひどく酔っ払っていたそうです。
春になって気温が上がると、地面に落ちた果物や植物の芽が自然に発酵し、アルコールが発生します。これを食べたシカなどの野生動物は、人間と同じように酔っ払ってしまいます。酔ったシカは突然道路に飛び出したり、車の前で動けなくなったりするため、非常に危険です。
警察は「すべての道路利用者がしらふであるとは限らない」とユーモアを交えて警告し、事故を防ぐためにスピードを落として運転するよう呼びかけています。この動画は世界中で大きな話題となり、数千万回も再生されました。春のフランスの田舎道を走る時は、前方に十分注意する必要がありそうです。