ブラジルの最高裁判所(STF)は先週木曜日、アマゾンの森林地帯を通る大型鉄道計画「フェログラン」をめぐる憲法上の争いに判決を下した。8対1の賛成多数で、パラー州のジャマンシン国立公園の土地を一部削減することを認めた2017年の法律が合憲と確認された。これにより、2021年から鉄道計画を止めていた裁判所の差し止め命令が解除された。
フェログランは全長933キロメートルの鉄道で、農業が盛んなマトグロッソ州のシノップと、タパジョス川沿いの河川港イタイトゥバを結ぶ計画だ。マトグロッソ州はブラジル最大の大豆・トウモロコシの産地であり、鉄道はこれらの農産物をより短い北回りルートで輸送できるようにするものだ。
しかし、先住民族や環境保護団体はこの計画に強く反対している。ムンドゥルク族やカヤポー族などの先住民族グループは、鉄道がアマゾンの重要な森林地帯を破壊すると警告し、「死の鉄道」と呼んで反対運動を続けてきた。
今回の判決にはフラヴィオ・ジノ判事による条件も付けられており、国立公園のこれ以上の縮小や、鉄道ルート沿い250キロメートル以内の先住民族の土地の削減を禁止している。
ただし、この判決は建設の許可を与えるものではない。着工前には、環境機関イバマによる環境審査や、沿線の先住民族との事前協議が必要だ。政府は2026年後半に鉄道の運営権を入札にかける予定としている。