アメリカ政府は、人工知能(AI)を使って科学の大きな課題を解決するために、50億ドル(約7500億円)を超える新しい計画「ジェネシス・ミッション」を開始しました。この計画は、2026年7月にホワイトハウスが発表した新しい科学技術戦略に基づいています。
エネルギー省は、278のプロジェクトを選んだと発表しました。これらのプロジェクトには、142の大学や157の民間企業など、多くの組織が参加しています。最も大きなプロジェクトでは、AIを使って原子力発電所の建設を早くし、コストを下げる研究に3年間で6000万ドルが使われます。他にも、新しい半導体の開発や、珍しい金属の回収などにAIが使われます。
また、保健福祉省もこの計画に参加しており、がんや珍しい病気の新しい治療法を早く見つけるためにAIを活用します。さらに、国立科学財団は、これまでに集められた科学データからAIを使って新しい発見をするために、1億ドルのプログラムを始めました。
この計画の責任者であるダリオ・ギル次官は、「アメリカの科学界は、AIを使って新しい発見の方法を作り出す準備ができている」と話し、これまでにない速さで科学が進歩することへの期待を示しました。