フランス南西部の美しい海岸沿いにあるレジュ=キャップ=フェレ半島で、大規模な森林火災が発生した。この地域は砂丘やサイクリングロード、美味しい貝料理のレストランで知られる静かな観光地だが、火災によってその平穏な日常が壊されてしまった。
火災は2026年7月22日の昼頃、ソモスの近くで発生した。非常に乾燥した気候の影響で、火はジロンド地方の松の森林をまたたく間に焼き尽くした。木曜日までに、約3,400ヘクタールの森林が焼失したと報道されている。
火の勢いが強かったため、当局は2万人以上の住民や観光客を避難させた。水曜日の夜遅くには、キャンプ場や宿泊施設から約1万2,000人が安全な場所へ移動させられた。ベルギーから観光に来ていたエルケ・ウルバンさん(50)は、「ビーチにいたら、荷物を持ってキャンプ場に戻るように言われた。避難を助けてもらっているので怖くはないが、地元の人たちのことを思うと悲しい」と語った。
消火活動のために、700人から800人の消防士が現場に駆けつけ、消火飛行機も導入された。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、欧州連合(EU)に支援を要請し、クロアチアやポルトガルなどから消火飛行機やヘリコプターが到着した。
科学者たちは、このような異常気象や森林火災の増加は、地球温暖化が原因であると指摘している。ジロンド地方の森林は、多くの木々が乾燥して燃えやすい状態になっていた。避難した人々は、美しい観光地が守られることを祈りながら、不安な日々を過ごしている。