6月24日、ベネズエラを2回の大地震が襲った。マグニチュード7.2と7.5の地震がわずか39秒の間隔で発生し、100年以上で最も強い揺れとなった。この日は祝日だったため、多くの家族が家の中にいた。カラカスなどの都市で180以上の建物が倒壊し、1400人以上の死亡が確認された。行方不明者は数万人に上るとみられ、生存率が下がるとされる「72時間の壁」はすでに過ぎている。
しかし、がれきの下から奇跡的に救助される人々もいる。21歳の男性が106時間ぶりに救出されたほか、赤ちゃんや少女も助け出された。世界中から2600人以上の専門家や救助犬が集まり、アメリカは1億5000万ドルの支援を約束した。しかし、空港が被害を受けたことや、政府の厳しい手続きによって、救助活動は遅れている。
ベネズエラはもともと経済危機に苦しんでおり、今回の地震による被害額は約67億ドルに達するとみられている。被災地では政府の対応の遅さに怒る人々が抗議の声を上げており、治安の悪化も懸念されている。余震が続く中、国際救助隊は時間と戦いながら捜索を続けている。