アルゼンチンのブエノスアイレス近郊にあるルハン動物園は、かつて観光客が猛獣に直接触れられることで有名でしたが、動物虐待や安全上の問題から2020年に閉鎖されました。しかし、閉鎖後も多くの動物が劣悪な環境に取り残され、健康状態が悪化していました。
この状況を改善するため、国際動物愛護団体「フォー・ポーズ」が立ち上がりました。彼らは数ヶ月かけて動物たちの治療や移動の訓練を行いました。そして8月中旬、30頭のライオンとトラを世界各地の保護区へ移送する大規模な作戦が始まりました。
15頭はアメリカのコロラド州にある広大な保護区へ、残りの15頭は南アフリカにあるフォー・ポーズの保護区「ライオンズロック」へ向かいます。移動中の安全を確保するため、動物たちは麻酔を使わずに意識がある状態で運ばれます。新しい保護区では、人間から隠れて静かに暮らすこともできます。
フォー・ポーズのルチアナ・ダブラモ氏は「この努力によって30頭の命が救われることを喜びたい」と語りました。しかし、ルハン動物園にはまだ20頭以上の猛獣が残されており、彼らの救出活動はこれからも続けられます。